梅雨明けと高校生

はいさい! 事務局です。

ついに沖縄地方の梅雨が明けました!そして今日から7月!すでにチョ〜暑いです!!!

なんでしょう?!この暑さは・・・、カラダついていけません(-。-;

そんなところに救世主のように現れたメンバーがいます!

それは・・・・・・

久米島高校の生徒たちです! 奉仕活動の一環で来てくれました。

久米島高校の生徒たち

前日までテストだったということで、本来なら1日ゆっくりしたところを活動にあててくれたようで、なんとも有り難いことです。

作業の様子
作業の様子

暑い中、ぞうきん絞ってせっせと床拭きをしてくれました。

広ーい部屋も長ーい廊下もあっという間に終わり、疲れも見せずに元気ハツラツ!さすがの若さ! でーじ素敵でした。

木陰で涼みながら♪

風の帰る森の建物周辺を一緒に散策しながら、この島の過去・現在・未来について話ができて、とても貴重な時間となりました。

この生徒たちにも将来なにかしらで「風の帰る森プロジェクト」に関わってもらえると嬉しいなぁと思いましたし、こういう機会をもっとつくっていきたいと考えています。

このたび参加してくれた生徒のみなさん、お疲れ様でした!

そして、ありがとうございました。また遊びにも来てくださいね!

ドラゴンフルーツ
パッションフルーツ

久米島の直売市に寄ると、旬のフルーツが並んでいました。いい香りと心地よい味でバテた体を癒してくれます。自然の恵みに感謝!

あんしぇー またやーさい!

梅雨明けか!?

はいさい! 事務局です。

空梅雨が続いたのは5月まで、6月に入ってからは毎日のように雨降り・・・

この時期は、多湿による様々な現象が起こるのです。

代表的なのが、カビ! これは油断も隙もなく、至るところで発生します。

風の帰る森の建物でも換気ができない日が続くと、あちらこちらで発見されました。とほほ・・・

しかし、長かった梅雨もそろそろ明けそうな空気に変わりました。

真夏の陽射し

夏の空、夏の雲・・・・・・、

暑いけど、じっとりした空気からの解放は、心も開放したくなりますね♪

さて、風の帰る森の建物も引き続きスタッフや有志による仕上げが進んでいます。

今週は、代表の堀野さんも来島され、現場での作業や交流を展開しています。

現場での作業様子
1階の図書室からの眺め

さりげなく置かれたものは、ここを訪れる大人も子どもも足を止めてしまうことでしょう。

それらは、風の帰る森のために堀野さんが生み出してくださったものです。

梅雨明けしたような空

陽が長くなり、時の感覚が夏へと切り替わるこの時期は、なぜか子どもの頃の夏休みの思い出が蘇ります。単純に楽しかったんでしょうね。

風の帰る森で過ごす子どもたちにとって、そんな場所になれば幸せです。

あんしぇー、またやーさい!

アートが目に入る!

はいさい!  事務局です。

梅雨真っ只中、建物内は暑湿の中での作業です。

毎週、火曜日と水曜日にメンバーと有志で、床のワックスがけをしていますが、そのたびに館内のどこかに新たなモノを発見します。

今週は、1階エントランスと2階図書室に取り付けられたステンドグラスの照明です。 これは、風の帰る森をご支援くださっている方が、作家の八田高聡(やつだ たかあき)、ゆり子ご夫妻に依頼され、特別に作っていただいた物です。

1階エントランスの天井に設置された証明
(工事中につき取り付け位置を予定より上にしている状態)
クジラやカモメのモチーフ

単なる装飾ではなく、壁や天井にステンドグラスからおちる何色もの光を感じて、子どもたちに、この世界は複雑で美しさに満ちていることを発見して欲しい――そんな思いが込められているのです。

2階図書室の壁に設置された証明
鳥やヤギ?龍?のモチーフ

当然、どれも一点物なので絵柄や形だけでなく、色合いもひとつずつ魅力的です。素材のガラスの中に見える細工もランプを点灯すれば温もりのある光に包まれ、うっとりしてしまいます。八田さんの表情豊かな色ガラスの使い方、そして繊細なモチーフの描写を来館された際にぜひ間近で感じてみてください。

暑い夏はこれからですが、作業の合間に癒されながら引き続き進めていきます。

青空に映える建物

あんしぇー、またやーさい!

まもなく建物の工事完了か!?

はいさい! 事務局です。  空梅雨の久米島から発信します!

風の帰る森は、内装工事も最終段階に入り、今月中に建物の工事完了(久米島町への引渡し)をする運びとなりました。引渡し以降は、家具工事や電化製品等の手配を進め、また町の方では並行して秋口までかけて建物への電気と水道を整備します。

海に面した建物の様子(6月1日 時点)

今まで現場にびっしりと置かれていた資材や工具が片付き、清掃された広い室内が現れてくると、嬉しさとオープンに向けての緊張が込み上げてきます。室内床の大部分はナラ材の 無垢フローリングを使っているので、清掃が終わったところから順にスタッフと島の有志で、ささくれが無いかを入念にチェックし、ペーパーがけとワックスがけを進めています。
工事完了ぎりぎりまで、装飾品や一部建具の取付けを行い、オープンに向けて風の帰る森の完成度を高めていけるよう、スタッフ一同尽力します。

(暑湿のなか)ワックスがけの様子

今日は、旧暦5月4日「ユッカヌヒー」であり、沖縄県各地の港町や漁村では、大漁と航海の安全を願う「御願のハーリー(爬竜船競漕)」が行われました。

ハーリー競漕の様子 @鳥島漁港

ここ久米島でも3箇所の漁港で開催されました。天候にも恵まれて、刺すような陽射しのなか子どもから大人まで目いっぱい漕いで、応援して大いに盛り上がっていました。

完成予想の建物と周辺の様子

そんな風景が、風の帰る森でもみられるように、まずは最後まで無事故で工事が終わることを願うばかりです。

あんしぇー、またやーさい!

なにげないのに記憶に残る

はいさい! 風の帰る森 事務局です。

「平成」も残りわずかとなりましたが、風薫る初夏の久米島から現状をお送りしたいと思います。

今日は、来客と共に工事中の建物へ行ってきました。

四方八方から絡みつくような風を受け、施設周辺の樹々や草花、そして青い空と海が見晴らせるこの場所に来ると、心が洗われるような気持ちになります。

建物を包む塩原(スハラ)の山
建物2階から望む青い海

風の帰る森は、塩原(スハラ)の山に包まれ、眼下に広がる海に羽ばたくように建っています。

現場工事の状況は、順調に進んでいます👷‍♂️

現在、内外装の仕上げに取り掛かっており、外の足場もだいぶ取れました。内装に関しては、床が張られ、壁や建具の取り付けなどが行われています。

取り付けられた部屋の窓から見える景色は、眩しくキラキラしています✨

山側に面した建物
海側に面した建物
1階の多目的スペース
1階の図書スペース
2階の図書スペース
長ーい廊下

建物は銭田森林公園内にありますので、周辺にはリュウキュウマツ・モモタマナ ・ガジュマルなどさまざまな樹々に囲まれています。

草花の周りには蝶類🦋もたくさんいて、蝶道を優雅に飛んでいます。

このような天気の日には、耳をすませて♫ゆったり過ごしたいものです。

周辺の樹々
周辺の野道
異彩を放つガジュマル

風の帰る森プロジェクト は、「人と自然の良い関係性」を「古きものから大切なことをすくい、新しきものと結びつけ良いものを築くこと」をテーマとしています。

人が人らしく生きることができる場所をつくること、自然への畏敬の念を持ち、次の世代に土地と文化を再生可能な状態(デザインと仕組み)で渡していくことが、今日を生きる私たちの課題です。

今日もここに来て、感謝が溢れます。

今後は周辺整備なども着手され、全体的な仕上げへ移っていきます。

新元号となる「令和」のはじめに、久米島で新たに再生された場所が生まれようとしています。

あんしぇー、またやーさい!


風森モニターツアー

はいさい!
事務局です。

いつもご覧になっていただき、ありがとうございます。

久しぶりのブログ更新になります。

現在ホームページ刷新の準備中のため、更新が滞っておりました・・・。

とは申しましても活動は真剣にしておりますので、直近の報告をUPしたいと思います!

まずは建設中の「風の帰る森」についてですが、内外装の仕上げに取り掛かっております。

海側に面した建物

1階個室

日々、設計監理者と現場職人がやり取りを重ねながら丁寧に作っています。

徐々に見えてくる建物の雰囲気と空間に想像が膨らみます。

そして運営面についてですが、児童関連として「放課後児童クラブ」を久米島町より承認を受けて開所する予定となりました。これは久米島町で初めての認可となります。

施設および周辺整備(駐車場など)が完成次第の始動となりますが、本格的な準備を進めております。

その他、沖縄県が実施する離島観光・交流促進事業である「島あっちぃ」によるモニターツアーを16日〜17日に実施しました。

エントリー数21名から抽選で8名(当日2名キャンセル)の方々が参加されました。友人同士、親子など、開館後に来訪者として想定しているグループでもあります。

ツアー内容としては、風の帰る森プロジェクトの始まりから、名称の由来や関わる方々の想い、そして現在の状況やこの先についてお話をさせていただきました。

島内では、各所を巡ったり、博物館で学芸員の方による解説付きで久米島の風土や歴史・文化について、見て触れて、知っていただきました。

そして建設中の建物内にも入っていただき、設計者による案内を実施しました。近い将来、ここがどのような場所になっていくのか、想いを巡らせながら一緒に歩いていただきました。

プログラムの最後には、この場所に来るであろう子どもたちのために、参加者みなさんで力を合わせて「竹馬」づくりを体験していただきました。

日頃されない作業なのでドキドキした様子のなか、みなさん主旨を理解され、それぞれグループに分かれて1つ1つ丁寧に工程をこなされて、完成させていただきました。

みなさん本当にお疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

設計者の案内による現場視察

参加者による木工体験(竹馬)

寄贈いただいた竹馬

見送りの空港で振り返りの会を設け、1人1人から有り難い感想をいただき、関係者一同、感激・感動・感謝でありました。

“3感” 達成はそうあることではないですよね!

参加者たちと記念撮影

このように小さくではありますが、日々を積み重ねています。

あまり更新できておりませんでしたが、今後も定期的にホームページやSNSを覗いて見てください。

よろしくお願いします。

それではまた!

風森文庫 プレイベント開催

はいさい!

2018年も残りわずかとなりました。

天気も変わりやすく、気温も同様に高低差があり、体調管理に油断禁物です。

さて、先週末14〜16日まで、初の冠イベント「風の帰る森 図書室プレイベント」を久米島博物館と共催させていただきました。

建物工事も順調に進む中、1階と2階に設けられる予定の図書室には、寄贈いただいた絵本や児童書を中心にさまざまな本が、約3、600冊(12月13日現在)あります。

今回、それらを全て披露すると共に、ワークショップや読み聴かせを行い、来場いただいた方々にゆっくりと楽しんでもらいたいと企画しました。

企画準備から開催まで、たくさんの方にサポートをいただき、結果としては素晴らしいイベントとなりました。

3日間で述べ200名以上の方が会場に足を運んでくださり、来場者は乳幼児からおじぃ、おばぁまでいらっしゃって、アットホームな空間となりました。

絵本と児童書

外国語の本

多種多様の文庫

お話し会アイテム

絵本読み聞かせの様子

土日で各1つワークショップも実施しました。

そのうちの1つは、絵本「ぐりとぐら」に登場するカステラをみんなで作ってみよう!と、地元の方の有り難い協力のもと大きな鍋でカステラに替わる沖縄の郷土菓子 アガラサーを作りました。

クバの葉で作った特注の蓋

さぁ出来上がり!大歓声が♪

みんなで食べよう!

絵本も読んでストーリーを知っている子どもから大人まで、それはそれは大いに盛り上がりました。

歓声と、笑顔で美味しそうに食べる参加者の様子をみて、近い将来に風の帰る森でのゆっくりとした時間を楽しまれているイメージとして印象に残りました。

3日間を無事に終え、開館から閉館まで人が途切れることはありませんでした。

企画から準備をしていく過程で、担当者とサポートメンバーは凄く不安だったと思います。

「本当に足を運んで来てくれるだろうか・・・。」と担当者は何度か呟いていました。

その不安を晴らしてくれたのは、なにを隠そう時間を作って会場へ来てくださった皆さんでした。

おかげさまの成果と、今後の課題もしっかりと出て来たことで、運営していくための改善と準備に手間を惜しまず、遊びゴコロも忘れずに取り組んでいきたいと思いました。

来場してくださった皆さん、イベントをサポートしてくださった皆さん、そして会場の提供を快く受けてくださった久米島博物館の皆さん、本当にありがとうございました。

また来年は、よりよく風の帰る森プロジェクトが活動できるように、公・民一体となって共に創っていきますので、乞うご期待ください!

あんしぇー、またやーさい!

豊かな島で存在する意義

はいさい! 事務局です。

まさにベストシーズン!?のような久米島は、過ごしやすい気候で穏やかです。

年の瀬も近づいてきましたが、風の帰る森プロジェクトはコツコツ進んでおります。

直近の現場風景と合わせて、久米島を関係者で歩いてみた時の様子を少し載せます。

   建物の南東側

   建物の北東側

建物全体の雰囲気が出てきました。 2階部分は、型枠が組まれ打設の準備が進んでいます。1階部分は、サッシの取り付けや室外機などの設置が進んでいます。

もうすぐ起工式から1年が経とうとしていますが、大変だった基礎工事、台風被害や人手不足など様々な事情の中、着実に建設されています。

そして先日は関係者で、久米島にある歴史と文化を知れる場所を巡り、豊かな自然に触れる散策へ行きました。

  昔から使われている道

   地球の丸さを感じる

    宇江城城址

     五枝の松

    自由な赤鶏

色々と話しながら歩き、改めて豊かな島だと思いました。

その中で私たちが存在する意義についても話が出たり・・・。

「久米島にある価値を再構築し、未来に継承すること。」→日本全体にも重なるんじゃないかと・・・

だからこそ、「風の帰る森プロジェクト」が生まれ、存在すると自負しています。

まさに “ブレない軸” として持っておきたいところです。

これは最近、島に住む人たち(特に若い世代)に会って聴いた話からも、非常に重要なテーマとして挙がっていました。

現代社会の価値観で見過ごされてきたもの。つまり、農業、林業、里山、歴史的建造物、地縁型のコミュニティといった営みに、もう一度、光を当てること。

高齢化の進行、若者の流出、山林の荒廃、農業の担い手不足、空き家の増加、歴史的町並みや生活文化の喪失などの地域課題に対して、創造的な解決策をタテヨコの繋がりをもって出し合い、共に実践を積み重ねていくことが大切だな考える機会になりました。

そのために、私たちは、私たち自身の新しい価値観を持って、常に現場に立ち、総合的に現場を見て、考えて、行動する習慣が必要だと感じました。

私たちは、ひとつひとつの現場を丁寧に向き合いながら、組織として、エリアのマネイジメントのスキル向上を図りながら成長していきたいと考えています。

それらが「価値を再構築する」、「継続・維持が可能な状態にする」に少しでも貢献ができ、この豊かな島を未来に継承することに繋がると希望を持って取り組んでいきます。

これからも「風の帰る森プロジェクト」を楽しみにしていてください。

それでは!

3つ目の場所

はいたい!

気が付けば太陽の日差しが柔らかくなり、久米島でも季節の変わり目を感じる頃になってきました。

さて風の帰る森施設の機能の一つとして、放課後児童クラブ(学童クラブ)の開所を準備しています。

保護者さま向けに学童クラブのニーズ調査から始まり、久米島町役場、県の支援団体(活動について紹介頂きました)など様々な方のご支援や、ご協力頂きながら進んでいます。

まだまだたくさんの課題があり開所までは時間との戦いに思えますが……、

とにかくポジティブな妄想をして前進あるのみですね!

 風の帰る森 完成イメージ

四方八方から吹く風で木々が揺れる音、虫の鳴き声、鳥のさえずり、時に波の音……豊かな自然が生み出す音や匂いを感じることができる銭田森林公園。

そんな場所に風の帰る森の学童クラブがあります。

放課後になると、島の子どもたちがわいわいと学童クラブに

登園します。

友達と遊んだり、宿題をしたり、図書室の本を読んだり、おやつを食べたり、外で自然観察をしたり、職員とお話したり…

子どもたちがどのように過ごしたいのか自由に選択し、

それぞれの放課後を楽しみます。

新しいことを知る、不思議だったことが分かる、友達ができる、昨日できなかったことができるようになる…..

日常のようで実は「奇跡」の積み重ねは、子どもにとってとても大きな喜びであり、原動力でもあり、原体験となります。

私たちはそんな毎日を子どもたちと一緒につくることを目指したいと考えています。

何よりも子どもたちが、預けるお保護者さまが、安心で安全に過ごすことができる場所。

家でもない、学校でもない、3つ目の場所。

今日もここにはたくさんの子どもたちの笑顔と元気であふれています。

(以上全てイメージです)

  学童クラブイメージ

台風25号 通過中

はいさい! 事務局です。

はぁ〜、2週続けての大型台風を食らっている久米島、そして日本各地・・・

先日の24号も凄まじかったですが、今回は通過コースにより暴風雨の時間が長く、非常に重苦しい感じがしました。

台風第25号 通過経路

風の帰る森の工事現場も非常に心配です・・・。

先日の24号で、工期遅延に繋がりかねない被害が出ました。

1日でも早い復旧と、通常の工程に戻れるように願っております。

   台風前の様子

現在、暴風警報は解除されたものの、強風は続いており、引き続き要注意の久米島です。

沖縄県含め、他の地域にも、この台風で大きな被害が出ないことを祈っております。

台風一過は、清々しい日が待っています!