2023年4月1日以降の風の帰る森について

風の帰る森交流施設は2023年4月1日以降の
管理者が不在のため一時的に閉館しております。

施設の再開については、現在検討協議中ですので、
ご利用予定の皆様にはご理解のほどよろしくお願いいたします。

今後の問合せにつきましては久米島町
プロジェクト推進課までお問い合わせください。


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プロジェクト推進課
住所:〒901-3193 
沖縄県島尻郡久米島町字比嘉2870番地(久米島町役場2階)
TEL:098-985-7141
FAX:098-985-7080
E-Mail:project@town.kumejima.lg.jp

あれから10年・・・

ハイサイ! 風の帰る森 事務局です。

心地よい天候で始まった今日=3月11日は、東日本大震災から10年という月日が流れ、改めて災害の恐ろしさと人災の愚かさに胸が締めつけられる思いがします。

風の帰る森プロジェクトが発足した背景には、その震災があったからこそ動き始めたコトであり、現在ここ久米島に「風の帰る森」という建物が存在しています。

2020年1月、まだ1年と少し前ですが、風の帰る森には福島県伊達市から被災した子どもたち約20名(引率者含む)が来てくれました。

到着した時の様子

当時は、まだ施設も稼働しておらず急ピッチで色々と整え、仕上げを行なったのですが、なんとか彼らを受け入れ、過ごしてもらえるように準備をしたのを思い出します。

遠路遥々やって来た彼らは少し疲れた様子でしたが、夕食に沖縄そばを食べて元気を取り戻してくれたことが嬉しかったことを覚えています。

兼城港に到着した時の様子

彼らに出会って、被災地での当時の状況や今の暮らし等さまざまなことを聴かせてもらいました。

私たちが出来たことは、この場所で少しでも日常から非日常のゆったりとした時間を過ごし、味わってもらうことと、喜怒哀楽に寄り添い、最善の準備と気配り、目配りを怠らずにやることでした。

それぞれに抱えた想いがある

4泊5日という短い期間ではありましたが、沢山の人に関わっていただき、サポートと協力のおかげで、風の帰る森(久米島町)は彼らと絆を結ぶことができました。

海で遊ぶ様子
お別れ会の様子

ここに改めて感謝申し上げます。

また落ち着いたら、彼らが帰って来られるように私たちはこの場所で待っています。

帰りの記念撮影

あの日から彼らにとって「風の帰る森」が、心の拠り所の1つになっていることを願って・・・。

あんしぇー、またやーさい。

2月の記憶

ハイサイ! 風の帰る森 事務局です。

卒業や転勤のシーズンが到来し、葉野菜があちら此方からいただける恵みに富んだ久米島です。

さて3月に入り一段と暖かさが増してきましたが、ここに少し前ですが、すでに遠い昔のような2月の記憶を記したいと思います。

2月に急遽、沖縄県が「同居家族でStay Hotel」という県内宿泊施設緊急支援プロジェクトが実施され、風の帰る森も対象となりました。

これは、久米島在住の同一住所の家族(または同居人)の方が期間限定で利用できる宿泊プランでした。

2月半ばから末日まで実施したのですが、連日ほぼ満室で、結果100名近い島民の方に宿泊利用いただくこととなり、風森を家族でゆったりと過ごす場所にしていただきました。

客室からの眺めと日暮れ時の様子

現在、風森には複合的な用途があり、午前からは公共性のある一般開放がされ、午後からは学童クラブが開所され、夕方になると宿泊の方が来館されるという流れがあります。

2月に実施した宿泊プランによりこれらが一気に日常となり、風森は今までになく活性化されることになったのですが、そのおかげで多くの島民が風森に触れる機会となり、さまざまな様子や声をいただくことができました。

まだまだコロナ禍が続き、今年も見通しの立てにくい状況ではありますが、夏場には保養の受け入れも予定されています。

風森プロジェクトのコンセプトでもある利用の在り方を促進していきたいと考えています。

今年1月に久米島町も「ゼロカーボンシティ宣言」をしていますので、「風の帰る森」もこれに貢献できるよう徐々にではありますが、施設とその周辺の自然にもしっかりと目を向けて活動していきます。

http://www.town.kumejima.okinawa.jp/docs/2021012200026/

あんしぇー、またやーさい!

風森文庫イベント

ハイサイ! 風の帰る森 事務局です。

クジラも見られるこの時期の久米島は、ポカポカ陽気が続いています。

昨年10月から定期的に「島民限定」の文庫イベントを開催してきました。

本日(23日)、第8回目の実施を無事に終えたところです。

感染防止対策を講じながら、参加者にご理解とご協力をいただき、「風の帰る森」を体験していただくことを目的としました。

毎回、風森文庫の絵本から選書していただき、「ふくぎのくくる」による読み聞かせを行いました。いつも3〜4名もの読み手が足を運んでくださり、それぞれ個性的な読み聞かせをしてくださいました。

絵本の読み聞かせ
身を乗り出して聴き入る子ども
リアクションはさまざま(笑)

参加された親子(多くは未就学児連れ)で一緒に楽しまれ、たくさんの本に触れられていました。子どもたちのリアクションもさまざまで館内は笑顔に溢れていました。

子ども同士で本に触れる
気の向くままに風を感じる
やっぱり外で遊ぶのが楽しい

同じく毎回ワークショップも実施し、木工やヨガ、クラフトワークなども島内から講師を招き、親子で体験できるものを実施しました。

いずれも毎回大いに盛り上がり、参加者も夢中になって楽しまれていました。日常にも繋がる体験が大好評でした。

こういった催しを通して「風の帰る森」がどういった場所なのかをお伝えでき、1人でも多くの方に親しみご利用いただければ幸いです。

今後も継続して風森文庫イベントは開催していきます。

まずは、これまで参加し、関わってくださった皆さまに感謝申し上げます。

そのほかでは、風森カフェも好評でした!!!

やはり本を片手にコーヒーは寛ぎの極みとでも言いましょうか。

美味しい飲み物とちょっとしたおやつをお供に添えて提供しました。

スタッフの手作り(風森文庫のレシピ参照)のおやつは大変好評で、今後も定番メニューとしてお出しする予定です。

風森カフェの様子
カフェでお出しした一例(ちょっと盛りすぎ・・・)

そして何より施設周辺の自然が、ここを訪れる人の心身を和ませます。

親子で外に出てピクニック気分でランチをしたり、川や池を覗いてみたりと子どもの好奇心を掻き立てる場所なので、普段とは違った感性を引き出します。

これも風の帰る森の特長とも謳えます。

天気の良い日はお外でピクニック♫
施設周辺の散策もワクワク♫

このような感じで風森文庫イベントは、限られた条件のなかで少しずつ引き出しを増やしていく有り難い機会となりました。

今後も色々と工夫して、多くの方に触れていただきたいと思っています。

最後に、このイベントは公益社団法人沖縄県地域振興協会による「地域活性化助成事業」としても実施しました。

サポートいただき、本当にありがとうございました。

あんしぇー、またやーさい!

新春お慶び申し上げます

あけましておめでとうございます。 

旧年中は格別のご高配を賜り、心よりお礼申し上げます。

年も改まり、スタッフ一同これまで以上に心かよわせ、地域とともに一人ひとりが誇れる風の帰る森をつくっていきます。

大変な世の中となっていますが、ご縁ある皆さまとお会いできることを切に願っています。

本年も変わらぬご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。

一般社団法人 帰風舎

風の帰る森からの眺め
風森学童で新年餅つき大会の様子
1月の風森文庫新刊コーナーの様子(一部)
今月も予定している読み聞かせイベント(昨年の様子)

年末となりました。

ハイサイ! 帰風舎 事務局です。

早いもので2020年も終わりに近づいてきました。師走に入り雨模様が続く久米島は、日照時間が少ないです。

風の帰る森交流施設では、12月から一般開放を行なっており、島民の方を中心に利用いただける機会が増えています。公共性のある施設ですので基本は入館無料ですが、夜間に限り有料(500円)となっています。

曜日や時間帯によって来館される層も違います。例えば木曜日は、学童クラブが閉所した後に開放しますが、夜間なので仕事終わりに本を読みに来られる方や、弊社主催の定期的な体験イベントを目的に来られます。夕方まで子どもたちの賑やかな声が響く空間とは違い、静かーな空間が全体を包んでいます。

館内での過ごし方いろいろの様子
来館者向けの施設ツアーの様子
カフェスペースでゆんたくの様子

週末は、島内の有志の方々が風森文庫から選書して、来館されている方に向けて読み聞かせを行なっていただくことがあります。

たくさんの絵本がありますので、来館されている方に合わせた選書をしていただき、代わるがわるに読み聞かせを行なっています。

ワークショップに夢中な来館者の様子

ワークショップも島内の方とマッチングして、木工やクラフトワークを実施しています。材料には、施設周辺に落ちている木の枝や葉っぱなどを使っています。参加されるみなさんは夢中になって工作を楽しまれています。

黙々と新刊コーナーで読書する子どもの様子

来館する子どもたちは、毎月の新刊を楽しみにしています。ちょっとしたコーナーを設けているのですが、楽しみにしている子どもは椅子や床に座って、本に触れてゆっくり過ごしています。

利用した子どもたちで雑巾掛けの様子

風の帰る森交流施設は、みんなのもの!なので利用した子どもも大人もみんなで力合わせて雑巾掛けや掃除を定期的に行なっています。子どもたちは競い合うように真剣に雑巾掛けをやってくれます。関わったみんなの心が弾みます!

軒下にキッチンカーを招いておやつタイムの様子

久米島には、キッチンカーで飲食など運営されている方々がいます。その方達と風の帰る森をマッチングして、来館者に楽しんでいただくことも取り組みとして始めています。今後は、キッチンカー集落みたいな場を設けて、島民や島外からの方が集い、交流できることも想い描いています。

森林公園内の広場で遊ぶ子どもたちの様子

風の帰る森交流施設は、普遍的な意義として「子どもの居場所」となる第3の場所としての環境づくりを目指しています。

施設内はもちろんのこと、銭田森林公園内という立地を活かして自然の中で走ったり、何かを発見したりと身体で感じられる貴重な場所です。

学校が終わり放課後をここで過ごす風森学童の子どもたちは、多世代で交わりながら一緒になって1つのボールに集中したり、自然とチームになって助け合った遊びをしながら学びと成長の日々を送っています。

やっぱり子どもは凄いです!

リモートで大学生とワークショップしている様子

最近の出来事として1つあげたいのは、沖縄本島の大学生と風森学童の子どもたちが協同で、リモート実習を実施したことです。

初めは恥ずかしがりながらの自己紹介から始まり、徐々にお互いで決めた呼び名でワークが進んでいました。

このご時世、こういった取り組みが離島であっても離れた場所とのコミュニケーションを繋ぐ機会が作れるということが嬉しかったです。

これを機に色々な企画ができると思って、スタッフや島内有志で案を出し合っています。

もし県内外の方(個人・企業)で風の帰る森とマッチングして面白い企画ができそうという発案がありましたら、是非ご連絡ください!

風森学童クラブのクリスマス会の装飾

さてさて、今日はクリスマス🎄

イヴの昨晩、学童スタッフがせっせと何日もかけて準備した飾りを装飾していました。

そして今日、終業式を終えて明日から冬休みに入る学童の子どもたちが登所し、クリスマス会が開催されていました。

いつも賑やかですが、今日は輪をかけて賑やかでみんな笑顔で楽しんでいます。

このためにご協力してくださった保護者の方々、協賛してくださった方々に感謝いたします。本当にありがとうございました。

おかげさまで今日も、風の帰る森で過ごした子どもたちは、子どもらしくそれぞれの過ごし方で貴重な子どもの時を心に刻んでくれたことでしょう。

年末となりましたが、風の帰る森は(基本)年中無休です。いつどのタイミングでこの場所で出会うかはわかりませんが、ご縁あってこの場所にお越しになられた際には、それぞれの心に残る時を過ごせるよう、スタッフ一同でサポートさせていただきます。

コロナ禍で大変な思いをしているからこそ、アフターにはご自身を解放する場所として久米島および風の帰る森を選択肢に入れておいてください。

久米島でお待ちしています!

それでは少し早いですが、みなさん良いお年を!

あんしぇー、またやーさい!

風森プロジェクト賛同に感謝!

ハイサイ! 帰風舎 事務局です。

久米島も秋が深まったのか、朝夕が寒くなってきました。ようやく長袖シャツを着る機会も増えてきました。会話にも「寒いね〜」が出てくる今日この頃です。

さて、風の帰る森プロジェクトが2015年に発足し、そのビジョンを実現していくための法人の1つとして設立された「一般社団法人久米島風の帰る森」改め、「一般社団法人帰風舎」は、丸3年が経過し、昨年に拠点となる交流施設「風の帰る森」が完成しました。その後プレ企画(久米島キッズケアラボや福島県伊達市の子どもたちの保養など)として少しずつ稼働し始めてから1年が経とうとしています。

スタッフ一同、非常に濃ゆい時を過ごさせていただいていると改めて思います。

本プロジェクトは、久米島町総合計画にも謳われる課題解決に繋がるものでもあり、本質は本当に遠く未来を見据えられたものです。この一部を事業として携わる帰風舎一同にとっては、日々真剣に向き合っていく課題がいくつもあります。

それらは日々の積み重ねなしでは決して辿り着けないものですが、その都度、みんなで考え、意見を出し合い、「どうすれば前に進められるのか」その方法にフォーカスをあて、半年や1年あるいはもっと月日をかけて取り組んでいる事がいくつもあります。

それらのタネとなる想いは、発起人や支援してくださった方々により名称である「風の帰る森」に込められています。

発起人である堀野氏曰く、「自然に対する畏敬の念」と「人が帰ってくる暖かい場所」という2つの想いを込めていると。風と森と海の循環を大切にし、自然に対して礼節と畏敬の念をもって接すること。そして、この場所を訪れた人が大きくなって風のように世界を旅しても心の拠り所として帰ってくることができる場所であること。

「風の帰る森」という言葉にはそんな想いが込められています。

その想いに賛同してくださる人・企業がいます。

現スタッフたちも皆その1人ですが、全国から「ふるさと納税」で関わってくださる方々、地域から「ボランティア・サポート」といった形で支えてくださっている方々がいます。

そして、久米島から遠く離れた新潟県三条市に本社のあるキャプテンスタッグ 株式会社、大阪府吹田市に本社のあるデューク株式会社(紫外線から目を守るNPO活動啓発もされている)といった企業からも想いに賛同いただき、それぞれの強みでもって一緒に活動させていただいております。

キャプテンスタッグ ×風森文庫
キャプテンスタッグ ×風森学童クラブ
デュークのサングラスで紫外線対策し、ビーチクリーン大作戦
デューク×風森学童クラブ(おまけ)

これら一部ですが、いずれも非常に有効活用させていただいており、今後も久米島の自然再生に繋がる活動を共に行なっていきます。

本当にありがとうございます!感謝しています。

かつてサトウキビではなく田園風景が広がっていた久米島は、里山や里海といった生を営むために欠かせない自然との共存が根付いていました。今では姿カタチを変えていますが、それらが一因で赤土流出やゴミ処理の問題など環境に及ぼす影響には警鐘が鳴らされており、このままでは近い将来に起こるべくして次々と今の子どもたちが問題を背負わされることになります。

イーフビーチの白い砂浜で遊ぶ島の子どもたち

本プロジェクトは、銭田・島尻エリアでの社会実験的な実践も重ねながら、本質に沿った成果を出していきます。それらをきっかけに島全体、それを超えた周辺離島や沖縄本島、そして日本全体へ波及していくところまで繋がると信じています。

その長く険しいであろう道を小さく歩み始めた「風の帰る森交流施設」と「一般社団法人 帰風舎」の活動に賛同くださる人・企業との出逢いを必然、必要、ベストなタイミングで引き合わせていけるように自己研鑽していきます。

機会あれば是非、久米島へお越しください!スタッフ一同お待ちしています。

あんしぇー、またやーさい!

塩原の山を背にした「風の帰る森」交流施設

地域との繋がり

ハイサイ! 帰風舎 事務局です。

久米島は、涼しくて過ごしやすい気候です。だからこそ“草刈り”を実行!!

昨日は、地域の方々にもお声をかけさせていただき、有り難いことに多数の方々がボランティアで参加くださいました。

参加いただいた方々は、久米島高校の生徒さん、地域おこし協力隊(島コン)、スタッフのお知り合い、以前に宿泊いただいた方、町の議員さん、そして字銭田の区長をはじめ集落の方々・・・、朝からこんなにたくさん心強い皆さんが集まってくださり、本当に感動しました。

その他、参加はできないけど道具を貸してくださった方々もおられ、今回の草刈りが成り立ちました。ありがとうございました!

草刈りといっても家の庭をやるような甘いものではなく、風の帰る森は銭田森林公園内に在るので、建物周辺は草木だらけですし、広大です。

定期的に刈らなければどんどん生い茂り、危険なところも出てきます。森林に住んでいる生き物たちとの共存、自然への畏敬の念を持ちつつ、できる範囲を決めて実行しました。

集まって来てくださった参加者たち
各自が道具を持っての作業様子
刈った後の草木を集める方
高校生も大活躍!
集落の方々
何度も車で回収・・・有り難い
風森スタッフも

途中、休憩を入れたのですが、作業している皆さんにと地域の飲食店「やま玄」さんから有り難いおにぎりの差し入れをいただきました!!!

「やま玄」さんから差し入れ・・・感激!

興奮のあまり近距離での撮影ですが、おかず付きで数十個も用意くださいました。めちゃくちゃ有り難く感激しました。

参加の皆さんも喜ばれていましたし、ホッとした時間となりました♪

お昼ごろまで作業し、当初決めていた範囲を超えて無事に終了しました。刈った雑草はご覧のとおり!スッキリしました。

雑草が盛りだくさん!(ほんの一部です)

こういった活動を通じて、地域の方から聴く昔の暮らしや遊びは里山の風景が広がり、ゆったりして豊かさを感じるものでした。

大胆な観光地的な開発はNO!

地域の伝統文化を汲み取り、新しいものとかけ合わせるような考え方で、今後の地域発展を一緒に作っていけたらという有意義な話もできました。

手付かずには良い面があるものの、逆の面もあると思います。

帰風舎は、自然再生に繋がる活動にも目を向けて、地域発信の提案をしていきます。

草刈りに集まってくださった方々のように、同じ方向に進める方を個人、企業問わずに出会えることを楽しみにしながら、地域との繋がりを大切に育てていきます。

また定期的に実施しますので、ぜひその時はご参加いただければ幸いです。

感謝しかない!風森草刈り会のレポートでした。

あんしぇー、またやーさい!

風森利用の例

ハイサイ! 帰風舎 事務局です。

先日、久しぶりにまとまった雨が降ってから少し肌寒さも感じる今日この頃ですが、この時季は過ごしやすくて好きです。

さて現在、公共性のある一般開放は行なっていませんが、有料での施設利用は可能となっています。(*事前申請が必要です。)

今回は、直近で施設利用いただいた例をひとつ挙げてご紹介したいと思います。

利用者が設置したイベントスケジュール @図書室

貸し出しさせていただいたのは図書室(午前のみ)でした。そのほか共用トイレ(おむつ交換台付)や授乳室なども利用いただき、小さなお子様連れにも対応しています。

参加者の受付の様子 @土間

この日は、未就学児連れの親子が10組ほど参加され、図書室でゆっくりと過ごされる企画をされていました。はじめて訪れる風の帰る森に大人も子どももワクワクされた感じで施設内を楽しんでおられました。

みんなで2階の図書室へ @1階

企画された団体の方々が、事前にしっかり準備をされていたので非常にスムーズに移動され、スタッフ全員で親子を見守りながらゆったりと過ごされていました。

図書室での様子1 @2階

参加された方の事後アンケートを共有いただきましたが、図書室が気に入ったというコメントが多く記入されていました。そのほか、ここから見える景色が素敵とか、木のぬくもりを感じられるところが良いなど、嬉しい感想が多かったです。

図書室での様子2 @2階
図書室での様子3 @2階

参加者向けの施設内ツアーもさせていただきました。風の帰る森のストーリーを共有させていただける機会は非常に貴重で毎度のこと緊張しますが、嬉しくもあり、楽しさも感じる瞬間です。

施設内ツアーの様子 @2階の宿泊棟

今回のように3密回避を遵守いただきながら快適に過ごされる様子を拝見して、今後もこのような利用の在り方を増やしていきたいと考えています。

風の帰る森は、一般利用(ただし有料ですが・・・)が可能です。図書室以外にも貸し出し可能な空間はありますので、企業研修や教育関係の実習(課外授業)など、施設を利用して実施したいとご希望される方からのお問い合わせを受付中です。

コロナ禍ですが、自然に囲まれた環境で心身ともにゆっくりと過ごせる場所にありますので、是非ともご検討ください。

あんしぇー、またやーさい!

施設開放イベント

はいさい! 帰風舎 事務局です。

今日は、第1回目の施設開放イベントを開催しました。緩やかに一般向けの開放を行っていくことになりますが、ご理解とご協力のもと、できるだけ多くの方に風の帰る森へ足を運んでいただけるように考えています。

今回のイベントは記念すべき島民むけの開放と位置付けて企画しました。条件としては、人数制限ありの事前予約制にも関わらず多数の申込をいただきました。風の帰る森への期待値が感じられ、改めて身の引き締まる想いです。

今日は、対象とした親子づれや島で子育て支援をされている方々が参加され、終始和気あいあいとした雰囲気で時が流れていました。

開放イベントは、今日を含めて全8回の予定で準備を進めています。これには、地域の方々と一緒に創るという目標もあり、新たな試みを実践していこうと考えています。

今日は、島内で幼稚園や小学校などで読み聞かせをされている「ふくぎのくくる」のみなさんにご協力いただき、風森文庫を使っての読み聞かせをゲスト向けにしていただきました。

熟練された読み聞かせは、乳児から大人まで引き込まれている感じでした。風森文庫を活かした読み聞かせは、今後も島内の方が代わる替わる担当してくださいます。ありがたいー!!!

ここ風の帰る森には、児童書や絵本が約5000冊あります。これらは全てありがたい宝物であり、訪れる皆さんが手にとって思いおもいに楽しんでいただきたいという想いのこもったものです。今日はじめて来られた方々は、手にとり「懐かしい!」とか「こんな本あるんだ〜」など色々な声が聞こえてきました。一般開放できた際には、風森文庫をぜひ楽しみに来てください。

ふくぎのくくるの方による読み聞かせの様子

イベントには、島内から講師を招いてワークショップを企画していきます。今日は、木工家の宮良耕史郎さんを招き、木に触れて表情の変わる手法を参加者に体験してもらえる内容を用意していただきました。

島の木工家によるワークショップの様子

ちなみに今日のメニューは、キーホルダー作りでした。非常に簡単な工程で、加工された杉の木に久米島産のピーナッツ(ここがミソです)をウエスに包んで木槌でトントン叩き、染み出た油を刷り込むことで木目がクッキリと浮かんでくるという手法でした。これには参加者一同が自然と笑顔になり、夢中で楽しんでいました。紐を長くしてペンダントにしている方もいました。

木を触るっていいですね!

出来上がったキーホルダー(毛糸もポイントです)

テーマが「はじめての風森体験」なので当然のごとく館内案内が付いています。ここがどういった経緯で今に至るのか、そしてこれからどのように進化していくのかなど大切している想いを伝えながら、館内各所を内覧いただきました。

はじめて触れる建物とそこに詰まった想いをこの機会を通して1人でも多くの方にお伝えしていきたいと考えています。

参加者にはワンドリンクが付いていますので、参加者各自のタイミングでカフェカウンターに来られ、ドリンクの提供を行いました。

島の珈琲焙煎師(マキノコーヒー)と共同で作った「風森オリジナルブレンドコーヒー」は大変好評でした! 海を眺めながら、虫の音を聴き、片手に本を持って、ゆっくりと過ごす・・・この贅沢な空間は風の帰る森にしかないです!

カフェカウンターでの様子

そんなこんなで緊張の第1回目の開放イベントは、無事に終了しました。これも事前に準備に関わってくださったすべての方のおかげです。

まだ始まったばかりですが、引き続き共に創っていけることを楽しみにしていますし、次回以降で参加される皆さんとここでお会いできることを心よりお待ちしています。

最後にこのイベントは、公益社団法人 沖縄県地域振興協会の後援により運営しています。

あんしぇー、またやーさい!