ハイサイ! 帰風舎 事務局です。
早いもので2020年も終わりに近づいてきました。師走に入り雨模様が続く久米島は、日照時間が少ないです。
風の帰る森交流施設では、12月から一般開放を行なっており、島民の方を中心に利用いただける機会が増えています。公共性のある施設ですので基本は入館無料ですが、夜間に限り有料(500円)となっています。
曜日や時間帯によって来館される層も違います。例えば木曜日は、学童クラブが閉所した後に開放しますが、夜間なので仕事終わりに本を読みに来られる方や、弊社主催の定期的な体験イベントを目的に来られます。夕方まで子どもたちの賑やかな声が響く空間とは違い、静かーな空間が全体を包んでいます。
週末は、島内の有志の方々が風森文庫から選書して、来館されている方に向けて読み聞かせを行なっていただくことがあります。
たくさんの絵本がありますので、来館されている方に合わせた選書をしていただき、代わるがわるに読み聞かせを行なっています。
ワークショップも島内の方とマッチングして、木工やクラフトワークを実施しています。材料には、施設周辺に落ちている木の枝や葉っぱなどを使っています。参加されるみなさんは夢中になって工作を楽しまれています。
来館する子どもたちは、毎月の新刊を楽しみにしています。ちょっとしたコーナーを設けているのですが、楽しみにしている子どもは椅子や床に座って、本に触れてゆっくり過ごしています。
風の帰る森交流施設は、みんなのもの!なので利用した子どもも大人もみんなで力合わせて雑巾掛けや掃除を定期的に行なっています。子どもたちは競い合うように真剣に雑巾掛けをやってくれます。関わったみんなの心が弾みます!
久米島には、キッチンカーで飲食など運営されている方々がいます。その方達と風の帰る森をマッチングして、来館者に楽しんでいただくことも取り組みとして始めています。今後は、キッチンカー集落みたいな場を設けて、島民や島外からの方が集い、交流できることも想い描いています。
風の帰る森交流施設は、普遍的な意義として「子どもの居場所」となる第3の場所としての環境づくりを目指しています。
施設内はもちろんのこと、銭田森林公園内という立地を活かして自然の中で走ったり、何かを発見したりと身体で感じられる貴重な場所です。
学校が終わり放課後をここで過ごす風森学童の子どもたちは、多世代で交わりながら一緒になって1つのボールに集中したり、自然とチームになって助け合った遊びをしながら学びと成長の日々を送っています。
やっぱり子どもは凄いです!
最近の出来事として1つあげたいのは、沖縄本島の大学生と風森学童の子どもたちが協同で、リモート実習を実施したことです。
初めは恥ずかしがりながらの自己紹介から始まり、徐々にお互いで決めた呼び名でワークが進んでいました。
このご時世、こういった取り組みが離島であっても離れた場所とのコミュニケーションを繋ぐ機会が作れるということが嬉しかったです。
これを機に色々な企画ができると思って、スタッフや島内有志で案を出し合っています。
もし県内外の方(個人・企業)で風の帰る森とマッチングして面白い企画ができそうという発案がありましたら、是非ご連絡ください!
さてさて、今日はクリスマス🎄
イヴの昨晩、学童スタッフがせっせと何日もかけて準備した飾りを装飾していました。
そして今日、終業式を終えて明日から冬休みに入る学童の子どもたちが登所し、クリスマス会が開催されていました。
いつも賑やかですが、今日は輪をかけて賑やかでみんな笑顔で楽しんでいます。
このためにご協力してくださった保護者の方々、協賛してくださった方々に感謝いたします。本当にありがとうございました。
おかげさまで今日も、風の帰る森で過ごした子どもたちは、子どもらしくそれぞれの過ごし方で貴重な子どもの時を心に刻んでくれたことでしょう。
年末となりましたが、風の帰る森は(基本)年中無休です。いつどのタイミングでこの場所で出会うかはわかりませんが、ご縁あってこの場所にお越しになられた際には、それぞれの心に残る時を過ごせるよう、スタッフ一同でサポートさせていただきます。
コロナ禍で大変な思いをしているからこそ、アフターにはご自身を解放する場所として久米島および風の帰る森を選択肢に入れておいてください。
久米島でお待ちしています!
それでは少し早いですが、みなさん良いお年を!
あんしぇー、またやーさい!