あれから10年・・・

ハイサイ! 風の帰る森 事務局です。

心地よい天候で始まった今日=3月11日は、東日本大震災から10年という月日が流れ、改めて災害の恐ろしさと人災の愚かさに胸が締めつけられる思いがします。

風の帰る森プロジェクトが発足した背景には、その震災があったからこそ動き始めたコトであり、現在ここ久米島に「風の帰る森」という建物が存在しています。

2020年1月、まだ1年と少し前ですが、風の帰る森には福島県伊達市から被災した子どもたち約20名(引率者含む)が来てくれました。

到着した時の様子

当時は、まだ施設も稼働しておらず急ピッチで色々と整え、仕上げを行なったのですが、なんとか彼らを受け入れ、過ごしてもらえるように準備をしたのを思い出します。

遠路遥々やって来た彼らは少し疲れた様子でしたが、夕食に沖縄そばを食べて元気を取り戻してくれたことが嬉しかったことを覚えています。

兼城港に到着した時の様子

彼らに出会って、被災地での当時の状況や今の暮らし等さまざまなことを聴かせてもらいました。

私たちが出来たことは、この場所で少しでも日常から非日常のゆったりとした時間を過ごし、味わってもらうことと、喜怒哀楽に寄り添い、最善の準備と気配り、目配りを怠らずにやることでした。

それぞれに抱えた想いがある

4泊5日という短い期間ではありましたが、沢山の人に関わっていただき、サポートと協力のおかげで、風の帰る森(久米島町)は彼らと絆を結ぶことができました。

海で遊ぶ様子
お別れ会の様子

ここに改めて感謝申し上げます。

また落ち着いたら、彼らが帰って来られるように私たちはこの場所で待っています。

帰りの記念撮影

あの日から彼らにとって「風の帰る森」が、心の拠り所の1つになっていることを願って・・・。

あんしぇー、またやーさい。